今日は夜、BSフジのプライムニュースに、財務省の先輩、自民党の片山さつき参議院とともに出演。相続税等の課題について議論しました。
民主党政権時に、相続税を上げ、逆に贈与税を下げるという税制改革案を作りました。高齢者に貯蓄が偏在している現状を踏まえ、より早くに若い世代への贈与が行われ、それが消費増となって経済活性化につながることを企図したものでした。
この税制改革案は自民党政権でも引き継がれました。しかし、今日の議論の中でも明らかでしたが、自民党の政策は、強いものがより強くなれば経済全体がよくなるという、私の目からは一昔前の経済理論によっているもの。資産課税の強化に格差是正には基本的に消極的です。
しかし、今の日本経済に必要なことは、むしろ一部に極端に偏在する富をどう適切に再分配することで、全体の消費増につなげていくかということだと思います。
片山先輩との議論は久しぶりでしたが、一時間の出演時間では足りず、もっともっと議論したい論点です。