今日も、衆議院の各常任委員会において、所管大臣の所信を聴取しました。私が担当する厚生労働委員会、安全保障委員会でもそれが行われました。
ところが、安全保障委員会については、予定の時刻になっても委員会が始まりません。どうしたのかと思っていると、予算委員会でも指摘された江渡大臣の政治資金問題が原因でした。
江渡大臣は、自らの政治団体から、法律上禁止されている「寄付」を受けていたことが発覚しました。そしてその後、これは記載の間違いとして、「人件費」と訂正しました。当初資金の受け渡しの際に、江渡氏が受け取り、受け取ったことを明らかにするため、「仮の領収書」を江渡氏が書いていたため「寄付」と誤記されたというのが江渡氏の説明でした。それを受けて、先の予算委員会で、そうであればその仮の領収書を示してください、と求められていたというものです。江渡氏もその領収書は示すことができると述べていました。
ところが、安全保障委員会の理事会において、与党側は、この領収書を出すことにすんなり応じなかったようです。何が背景にあるのかわかりませんが、それでもめていたということです。
重責を帯びる閣僚の立場ですから、政治とカネの問題についても、前向きに説明責任を果たすべきだと思います。