TBS、ニュース23の岸井キャスターに対する意見広告が問題になっています。
当該広告は、岸井キャスターの安保法案に対する批判的な発言をとらえ、その報道内容において公平性を欠き放送法に違反するというもの。
そして、この圧力のため岸井キャスターは二ユース23から降板となるのではないかという噂がネットに流れています。
私は、メディアというのは、そもそも批判的な精神から物事の本質に迫ることがその役割であり、岸井氏の報道姿勢がこれまで公平性を欠いていたとは思いません。これら一連のことは、大変残念だと思います。
昨年のこの頃、安倍総理が二ユース23に出演しました。取り上げたのはアベノミクスによる景気実感に対する街角インタビュー。5人中4人が、「効果を感じない」と。それに対して安倍総理は「これはおかしい!」と番組内容に容喙しました。
その後、予算委員会で私が、総理が個別番組の個別編集内容に容喙すること自体がおかしいと指摘したところ、安倍総理は「私の言論の自由」、「ウラで言っているわけではない」などと、開き直りました。
安倍政権に強い危惧を抱かざるをえない報道への圧力姿勢。
この国の根幹を揺るがす重大事です。岸井キャスターには、 本意を貫いてほしいと思います。