軽減税率導入で失われる財源の埋め合わせ策として、たばこ税増税という報道もあります。
しかし、もしそうなった場合、それは「社会保障と税一体改革」の財源なのでしょうか。
社会保障と税一体改革の基本理念は、消費税を引き上げ、それを社会保障4経費(年金、高齢者医療、介護、子育て支援)にあてていくことで、社会保障の安心感を取り戻していこうというものでした。
今、軽減税率導入で、消費税引き上げ財源の一部が失われます。仮にその一部が、たばこ税増税でまかなわれたとして、もともとの基本理念に照らして、それをこれまで同じよう「社会保障と税一体改革」と呼ぶのは私には抵抗があります。
いずれにせよ、社会保障と税一体改革は、大きく変容しました。