森友学園の籠池理事長が、小学校建設に安倍総理側からの寄付があったと発言したことに注目が集まっています。
しかし、この問題を考える際にしっかりと踏まえておかなければならないのは、国会として取り上げていくべきは、森友学園に対する国有地払い下げ、あるいは学校認可取得などの面において、政治家等からの不適切な圧力があったのか、その結果行政が捻じ曲げられてしまったのかという点。このような本質を常に念頭に置いておかなければなりません。
安倍総理側からの寄付があったか否かはあくまでもその文脈の中で捉えられるべきことであって、それ単独でどうこうということではありません。
国会での取り上げた方もそれ踏まえたものであるべき。なぜなら私たちには過去に「偽メール事件」という苦い経験があります。あくまでも「寄付」というセンセーショナルな見え方に対して軽挙妄動せず、真実を冷静に辿ることが大事です。