銀行によるいわゆる「アパートローン」(アパート建設のための融資)の急増は、大変懸念されるレベルに来ていると思います。
税制の歪みにに加え、昨年からのマイナス金利で大きくこれが促進されました。私の住む地方部においてもアパート建設は進み、「こんなにたくさん、誰が住むんだろうか」と不思議に感じます。
バブルの雰囲気さえ感じさせる今の状況。そもそもマイナス金利で地方金融機関は収益を上げることが難しくなり、大変厳しい経営環境です。その上にアパートローンのバブル融資が仮に弾け、さらに地方金融機関の体力を奪うとすると致命的になりかねません。
アベノミクスという歪んだ政策の、まさにその「歪み」の結果がここに看てとれます。