共謀罪法案について、衆議院法務委員会において実質的な審議が始まりました。
政府与党側の体制は、驚くべき「金田法務大臣隠し」。
答弁者について、官僚の答弁を認めるべきと、委員会の冒頭において、与党委員長の職権で多数決、数の力で押し切るという形で決めました。官僚の答弁を認めるのは、全会一致で決めるのが通例。この通例を数で押し切ってのスタートでした。
金田法務大臣の答弁能力が不安なのがありあり。担当大臣が責任をもって抱えきれないような法案を、国会で通していいものでしょうか。
ましていわんや、「テロ対策」という偽りの看板を掲げつつ、国民生活に対する権力の乱用につながる懸念を強く指摘されている法案です。
数の力で、権力を持つ人間が、さらに自らに権力を与える方向に世の中を変えていってしまっている。強い危機感を感じます。何としてもこの法案は止めていかねば。