希望の党の憲法調査会での議論が今日スタートしました。私も今後しっかり参加して、必要であれば意見を述べていきたいと思います。
今日の議論でひとつ気になったのは、いわゆる立憲主義について、私とは異なる考え方に基づくと思われる発言があったこと。
私は、憲法とは、権力が暴走しないように国民の側からしっかりそれを縛るためのもの、だと思っています。憲法は国民のもの、とよく言われる所以です。近代憲法ができがってきた歴史的な経緯からしても明らかであって、それが立憲主義の核心だと思っています。
ところが今日の議論の中で、立憲主義については色々な考え方がある、との発言がありました。これは私とは異なる考え方です。
立憲主義は憲法の真髄です。ここに関する考えが党内でバラバラのまま、憲法に関する党内議論が進んでも、それがどのような意味を持つのでしょうか。
ですから、私からは今日、まずは基本たる「立憲主義」について党内で一致した考えを共有できるよう議論すべきとの意見を述べさせてもらいました。しかし、どうもそうはならず、各論の議論に注力していく流れのようです。
この「立憲主義」についての基本的な考えの相違は、いずれ各論の議論の中でも露呈していくような気がするのですが…