憲法記念日の今日、各地の街頭で訴えながらまわりました。
特に今日は、昨日佐賀県連の会議で今度の参議院選挙に向けて、党公認候補として戦う決意を述べた、小野つかささんも参加してくれました。
全国で憲法問題が集会等で取り上げられた今日です。
岸田総理は、緊急事態条項を憲法に盛り込むことに対して、「重要な課題だ」と述べ、意欲を示しました。しかしこれは極めて危険な考えだと言わざるを得ません。
緊急事態条項というものは、緊急時に法律によらず、すなわち国会に諮らず、時の政権が人権を制限することを随時に決められるようにするものです。
憲法とは、まさに時の権力者の専横から人権を守るためのもの。
かつて「民主的」と言われていたワイマール憲法において、緊急事態条項に当たる「大統領緊急令」が規定されていたがために、いかにナチスドイツの悪用するところとなったか、忘れてはなりません。
この大統領緊急令は多用され、ヒトラーの意に沿わない国会議員は逮捕され、言いなりになった国会において「全権委任法」が制定されるに至りました。ヒトラーは全権を握り、止めるものは何もなくなりました。その後にナチスドイツと世界が向かった悲惨な結末は、全世界が知るところです。