野党の合同ヒアリングが、「役所の吊るし上げのためのパフォーマンスにすぎないのではないか」との意見を受けています。
このヒアリング、もともとは2年前に当時民進党の予算委員会筆頭理事だった山井議員と、次席役だった私で始めたもの。
当時、本予算案と補正予算案の編成が時期的に重なって、十分な分析が、予算委員会の本番が始まる前にできない恐れがあったことから、委員会以外の場ということで政府に来てもらってヒアリング形式で始めたのです。
そこで十分政府から聞き取りをして、分析をして予算委員会の議論を充実させるためのものでした。かなり専門的につめた議論をしていたことから、「第2予算委員会」などと言われ始めていました。
その元々の起源に鑑みれば、最近のヒアリングは、「見せる」ことに重心が寄っていると見えてしまうものも一部あるのかも。
ただ、このような白日のもとに晒すような場所でないと政府はきちんと答えないという面があるのも事実。実際に、森友、加計学園問題、裁量労働制に関するデータ捏造問題など、このヒアリングの場で事実関係が明らかになっていったものも多いと思います。
要はバランスなんだと思います。