IR法案、すなわちカジノ法案の審議を急ぐ政府与党。来週もかなり荒れ模様の国会となるのではないかと。
安倍総理はこれまでアベノミクスの名の下に、私に言わせるとほとんどギャンブルのような経済運営を行ってきました。
異次元の金融緩和。日銀にとにかく一万円札を刷らせまくって国債を買わせました。国債が一旦暴落したらそのつけは真っ先に日銀に、そしてすなわち国民にまわってきます。
さらに私たちの年金の積立金を株につぎ込みました。今や私たちの年金積立金の半分は株に投資されている状況。一旦株価が暴落したら、そのつけは私たち国民の年金支給額に跳ね返ってきます。
そして今回カジノ法案。アベノミクスがうまくいっていないことを隠すために、今度はカジノで景気活性化、ということでしょうか。そんなに甘い話があるわけがありません。
カジノは結局、負けた人のお金が勝った人に行くだけの話。何がしかの付加価値を高めるわけではありません。景気浮揚につながるとは思えません。
また、今回のカジノ法案では、当面日本全国で3箇所のカジノ施設区域を作るとしていますが、今漂ってきている話を聞くと、結局それらは大都市中心になるのではないか?地方に恩恵なんて雰囲気は全く感じません。
つまるところ、政府与党のカジノ法案成立のための強行国会運営を何としても止めていかなければなりません。