豪雨災害から二週末目。中国四国地方に比べれば被害の少なかった佐賀においても、まだまだ写真のような状態の場所がたくさんあります。
被災地域をどう復旧、支援していくか。この間現場を見ていて、私が痛感するのは、できることからやる、やれるように支援する、ということ。
被災地の状況は千差万別。色々な状況がおそらく、住民にとっての第一の窓口である市町村、そして県レベルに届けられていると思います。
それらに対して、地方自治体に「国はどうするんだろう」と待たせるようだと、やれることからやる、ということにはなりません。国が予算や、支援制度を作っていくためにはどうしても全国的に一定の総括、集計を行なっていなければならず時間がかかります。
最も多くの情報が集まっていて、柔軟に対応できるのは地方自治体です。ですから、今国が行うべきことは、被災自治体に対して、災害対応のための一般財源をできるだけ早急に「どかっ」と届けることです。地方が自前の一般財源を心配しなくてよいほどの規模で。
それが、最も早く、やれることをまずやる、そういう体制を作ることにつながると思います。東日本大震災の際にも、被害の全体像が見えない中、同様の対応をとりました。