厚労省の統計不正問題について、今日、厚労省の特別監察委員会が、1月末から行なってきた追加調査の報告書を取りまとめました。
内容を見ましたが、甘いなんてものではない、大甘の内容。今回の統計不正に関わった全ての職員に対して、殊更の隠蔽の意図はない、と結論づけましたが、その根拠はほとんど無、です。
さらには、これまで国会でも大きな問題となった、官邸の関与の有無や、遡及改訂抜きのベンチマーク更新によって数値を上振れさせたことについては言及すら無し。すなわち検証がなされていません。
一言で言って、大変皮肉なことですが、この報告書自体が問題を隠蔽し、フタをするものとなっています。
明日、衆議院予算委員会で、統計問題等についての集中審議が行われます。私も午後1時から45分間、質疑に立ちます。
この特別監察委員会報告書の問題を含め、統計不正問題の全体像の解明に向けて、安倍総理らに迫っていきたいと思います。
NHKテレビ・ラジオ中継にて是非ご視聴下さい。