国会最終盤の今週の展開において、何が論点となっていくか。
野党側から取り上げていくとすると、年金問題だと思います。
金融庁による「2000万円貯金」の報告書もありました。厚労省が5年に一度の年金財政検証を参院選後まで隠そうとしているという問題もあります。
しかし、これらの背景に何があるかというと、安倍政権がこの6年間、年金問題に関しては、触れては危ないと思ったのか、徹底的に議論を避けてきた、必要な改革の論議を避けてきた、ということがあります。
その結果、国民の間での年金の不安は蓄積されたまま。安倍政権が6年間、年金問題を放置してきたツケが今まわってきていると言えます。
したがって、今週も当然、参院決算委員会、野党合同ヒアリングなどで、年金問題を取り上げていくことになります。