明日11日火曜日、年金問題に関する野党合同ヒアリングを12時15分から開催します。
確認しなければならないのは、いくつかの点。
ひとつには、麻生金融担当大臣は、当初、金融庁が出した「200万円貯金」の報告書に関して、「当然だろ」というような態度をとっていましたが、世論が大きく反発したことを見るや、「『5万円赤字』という表現が不適切であって、より豊かな老後生活を送るためにはそれだけの貯金が必要だという意味だった」と弁解しました。
しかし、この説明も全く不適切です。なぜならば、当該報告書には「豊かな老後を過ごすためには」といった内容は全くありません。そうであるにもかかわらず、豊かな老後のため、と言い繕って、問題はありません、という風に隠し立てをしようとしていること自体が大問題です。なぜ麻生大臣は、そのような発言をしたのか。
もうひとつは年金財政検証。過去の2回の年金財政検証と比べてみると、今回の検証作業は遅れているわけでは全くありません。それどころか、これまでと同じようなペースで進んでいて、そうであれば6月早々にも検証結果は発表できるはず。それがなぜ出せないのか。
このような問題点が明らかになるようなヒアリングを、明日、行なっていきたいと思います。