衆議院農林水産委員会で質疑に立ちました。取り上げたのは、8月末豪雨による佐賀県における農業被害、諫早湾干拓開門問題について。
8月末豪雨災害の後、台風による塩害、害虫被害なども加わって、佐賀県における今年のコメの作況指数は63という極めて厳しい現実になっています。また、収穫期を迎えている大豆についても相当な収量の減少が見込まれます。
この作況指数は今後さらに低下するという見通しもあり、農家の皆さんには極めて深刻な状況です。
佐賀の豪雨災害以降の全国的な台風による被害において、農業に関する支援策が増強されているものがありますが、佐賀における被害はある意味、「8月末に起こった」ではなく、「今まさに災害が起こっている」という状況のもの。したがって増強された支援策も佐賀にも適用させるべきと訴え、かつ、今回のような尋常ではない収穫の状況であるので、政府においても、尋常ではない支援策をとるべし、と訴えました。
江藤大臣は、私からの説明を聞いて、よく現状を確認して対応したい旨答えましたが、事態は本当に深刻です。私としても十分フォローアップしていきたいと思います。
諫早湾干拓開門問題においては、裁判による解決ではなく、政府が自ら間に入って、そして開門を前提とした和解がなるよう模索していくべし、と訴えました。