菅総理が、今日、Gotoトラベルに関して、大阪市と札幌市から出発する旅行について、控えてもらうよう要請する方針を示しました。
今週火曜日に、大阪市と札幌市を「目的地」とする旅行についてGotoトラベルから除外することを決めたばかり。
今週水曜日の予算委員会で、枝野氏から「大阪、札幌を出発地とする旅行も除外しなくていいのか」と問われ、政府側はそれを否定しました。
それらの地域における医療が逼迫しているから、そこに向かう旅行を制限するのだという理屈でしたが、こじつけにしか聞こえませんでした。
そしてそのほんの3日後の方針転換。
ただし、大阪市、札幌市を出発地とする旅行を「除外」するのではなく、控えるよう要請しただけ。
絵に描いたような「戦力の逐次投入」。失敗する時の典型例のような意思決定のあり方であって、後手後手の極みです。
菅総理は、専門家分科会の意見に真摯に向き合って、適切な判断を下すべきです。