明日、衆議院農林水産省委員会において質問に立ちます。野上農水大臣の大臣所信に対する質疑です。
まずは、鶏卵業者からの接待問題を取り上げざるを得ません。農水省の業務の公正性の根幹に関わる問題だからです。業者から接待を受けた職員に対して、農水省は2月末に調査報告書と処分を発表しましたが、調査の範囲が狭すぎるとの批判がありました。この際速やかに、かつ幅広く調査を行うことを農水大臣に求めていくと同時に、関係した職員に対して、事実関係を深く確認します。
コメの供給余剰問題についても取り上げます。新型コロナによる一時的な影響なのか、それとも安倍政権になってから「生産数量目標の配分」、いわゆる減反政策を廃止したその構造的な影響なのか。農水省の認識を問い、抜本的な対応を求めます。今政府が行おうとしている対策では、どう見ても力不足です。
麦の供給過剰問題も取り上げます。麦は国家貿易によって外国からの麦(外麦)を輸入しており、その際には「内麦優先」の原則があります。しかし、現在の国内産の余剰状況は、「内麦優先」の原則が十分に貫かれていない取り扱いの結果だと言えます。その認識、対応を農水大臣に問います。
その他、諫早湾干拓開門問題も取り上げます。明日、午前10時から40分間です。衆議院のインターネットによってご覧になれますので、ぜひ!
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鶏卵業者接待問題で野上農相と農水省幹部を厳しくただす!米政策と諫干問題にも言及 (国会質問全編)|衆議院議員 大串博志(衆議院 農林水産委員会 2021/3/10)