今週に入っても東京における新型コロナ感染者数は、前週のレベルを上回り、リバウンドの傾向が明らかです。
そのような状況であるにもかかわらず、東京オリンピック・パラリンピックに向けた準備の状況はというと、例えば入国する選手団等に水際で陽性者が出た場合、その本人、そして濃厚接触者をきちんと隔離できるのか、そもそもどこで隔離されるのかということすら明らかになっていません。
また、大会ボランティアの皆さんにワクチンを接種する方針が示されていますが、そのタイミングは極めて遅く、大会期間中に抗体ができるのが間に合わないことが懸念されているくらいです。
7月11日までとなっている、現在の東京等へのまん延防止等重点措置について、期限通りに解除できるかは極めて疑問です。
この状況下で、東京オリンピックは、無観客での開催とせざるを得ないのではないでしょうか。
これまで後手後手、中途半端な意思決定で、コロナ感染が長引くことを許してしまった菅総理。今度こそは間違いのない判断をしてもらいたいと思います。