東京オリンピック大会においては、アスリートの皆さんの真摯な頑張りが胸を打つシーンが多く見られます。心から敬意を表したいと思います。
一方で、新型コロナの感染は爆発的に増加していると言わざるを得ません。今日は1日あたりの全国での感染者が1万人を超えました。
尾身会長らは、「行政と社会との間で危機感が共有されていない」と言いますが、共有されなくて当然ではないか。
この状況下でも東京オリンピックは開催されており、それに対して菅総理は「人流は減少しているから大丈夫」と極めて楽観的なことを述べています。
営業の自粛を要請している飲食店等への支援が中途半端なことも相変わらずです。この点でも菅総理の「本気度」がう疑われます。
危機感が共有されていないのではなく,行政=政府の方がむしろ危機感がないから,社会全体に伝わらないということだと、私は思います。
このような中,明日緊急事態宣言,まん延防止等重点措置の対象自治体が追加され、また東京の緊急事態宣言は8月31日まで延長される方向性が見えてきました。しかし今のような中途半端な現状においては、このような対応を決定したとしても、これも効果を発揮しないのではないかと、強く懸念します。
今、必要なことは菅総理自身が、本当に危機感を持ち、そしてそれを真摯に国民に伝えること、伝えるような政策を行うこと、ではないかと思います。問われているのは、菅総理の「本気度」です。