緊急事態宣言の対象地域拡大、そして期間の延長が決まりました。しかし、それが効果を持つかについて、多くの皆さんは疑問を抱いているのではないでしょうか。
今思い出すと、今年5月後半、コーツ調整委員長が記者の質問に答えて、緊急事態宣言下でも大会を開催すると明言して、これは大きな衝撃をもって受け止められました。その衝撃は、まさか緊急事態宣言下で大会を開催することはなかろうという、国民の間の常識感からのものだったと思います。
しかし、今の現実は、まさに緊急事態宣言が出ている、のみならずそれが拡大している、その中で大会が進んでいるという状況です。
たった2ヶ月前までの驚きが、今この状況。私たちの常識感がズレてしまったのか。これは普通ではない状況、あるいは異常と言ってもいい状況だということを、改めて認識するべきではないでしょうか。