昨日、枝野代表から、政権を取ったら初閣議でまずこれをやる、という項目を発表しました。
その中に、コロナ対策の補正予算や司令塔の確立に加え、森友・加計学園問題等についてさらに明らかにしていくという項目が入っていたことについて、「今さらモリ・カケか」という声もいただきました。
しかし、私はこの点は大切なものだと思っています。
なぜなら、この論点は、単に森友、加計学園問題の真相を明らかにするという、後ろ向きの話だけではないからです。
この問題は、政権が国民に対して説明するべきはきちんと説明する、という基本的な原則を重視するのかしないのか、という政権としての基本姿勢に関わることなのです。
森友・加計学園問題についてもう忘れていい、ということになると、自民党政権は今後についても、国民に対して「答弁を差し控えます」、「記憶にございません」と言っておけばよい、と考えるようになるでしょう。
しかし、それではいけません。政府が国民に対してきちんと説明責任を果たすというのは、民主主義の根幹です。
森友・加計学園問題は、民主主義の根幹に関わる問題なのです。だから曖昧に終わらせてはならない問題なのです。