菅総理は今日、記者会見を行いました。
コロナ対策について、今後ワクチン接種証明、検査証明をベースに行動制限を緩和していく方向が示されました。
このうちのワクチン接種証明について、この考え方は分かるのですが、今、ワクチン接種の効果がどれだけ長くもつのかということが明らかでない中で、特に、デルタ株などの変異株のためにワクチンの効果が弱まるのではないかとの懸念がある中で、「どのように、いつまでにワクチン接種をしていれば効果あり(あるいは効果が持続している)」と言えるのか、といったことについてきちんとした定義を行わなければならないのではないでしょうか。
今日政府から示された考え方には、この点は明らかになっていません。この点を明らかにしないままで、行動制限の緩和を打ち出すことは、「緩み」を生じさせるのみならず、感染を拡大させてしまう懸念があります。
やるなら、きちんとした具体化が必要です。