今年産のコメの価格の下落が現実化しています。JAによるコメの仮渡金が大きく低下しているのです。
2013年に安倍政権がコメの生産調整を廃止して自由化したこと、そしてコロナによる需要の低下が要因です。
コロナの影響があることは、農水省も認めています。であれば、その一時的な影響を排除するために、政府は一時的なかつ強力な措置をとるべきです。
その観点から、今日の党農水部会で、政府への緊急要望をまとめました。そのポイントは以下の通りです。
1.緊急限定的に令和2年産米の過剰在庫を政府備蓄米として受け入れ、市場から隔離を
2.受け入れた備蓄米は子ども食堂やコロナ禍の生活困窮者支援、災害支援等、他省庁と連携した需要促進策の検討を
3.水田活用の直接支払交付金のより十分な予算確保を
4.農業者戸別所得補償制度の復活と、再度、政府主導の生産調整を
5.米政策の公平公正な検証と恒久的な制度構築を
特に、1.がポイントです.一時的な、かつ最も強力な対応策は、とにかく余剰米を市場から切り離すことです。そのためには政府が米を買い取ることが最上の策です。しかし、政府はこの策をとろうとはしません。かたくなです。
今日は、農水部会に枝野代表も参加して議論を行いました。それだけ、私たちの党として、コメの価格低下問題については力を入れているということです。
地域を守るために、農家の営農意欲を守るために、さらに強く主張していきます。