岸田総理の所信表明演説が、今日行われました。
経済政策において「分配」を重視するなど、私たち立憲民主党が主張してきたような内容を述べているように見える岸田氏ですが……
所信表明演説の中身は、驚くほど具体性を欠くものでした。
例えば、「分配」に関することについては、これまで岸田氏が総裁選で述べていた「一億円の壁の打破、金融所得課税の強化」などは、影も形もなく無くなっていました。「令和版所得倍増計画」という言葉もそうです。
その他の分野でも、例えばコロナ対策については、総裁選時の「健康危機管理庁」という言葉も無くなっていました、
さらには、コメの価格下落対策について、総裁選時は「市場隔離」が盛り込まれていたのですが、これも消えていました。
ことごとく具体策が消え去り、抽象的な言葉と、「今後検討します」的な意思表明が羅列された所信表明演説。
あちらこちらからの意見を受けて丸め込まれてしまったのか。岸田氏の線の細さを象徴するような内容でした。
私たちの党がこれまで重ねて政策提言してきた内容の方がよほど具体性があると、自信を持って言えます。