今日で秋の臨時国会は閉会となりました。土曜日に閉会となるのは29年ぶりのことだそうです。
積み残しの案件は多いと言わざるを得ません。
旧統一教会問題にかかる被害者救済法についても、今回一歩前進として法案成立に、私たちも賛成はしましたが、被害を受けた2世の皆さん方が切々と訴えられているように、この法律の実効性をさらに高める議論にすぐに着手しなければなりません。
そして教会に対する解散命令請求に向けた政府の動きについても十分フォローアップしなければなりません。
安保三文書改訂を受けた、反撃能力、そして防衛費増額とその財源措置については、まさにこれからその決定がなされるところであり、いずれの論点にしても次国会でのかなりギリギリとした議論は必須です。
物価高問題についても、今国会で成立した補正予算はバラマキの典型、あまりに対症療法的で、的確な効果を発揮するとはとても思えません。
円高はやや修正されたとしても、物価高騰は一度起こり出すと、物価高が物価高を呼ぶ、という流れの中で、来年においても広範囲な物価上昇が続く可能性が高いと思います。これへの対応についても、国会での厳しい論議が必要です。
このように来年の通常国会でも、多くの論点が待ち構えています。その準備に、我が党としても年末年始もなく取り組んでいきます。