党災害緊急事態局による、「令和5年梅雨前線による大雨にかかる被害状況等に関するヒアリング」を開催しました。
今回の九州北部の大雨被災状況について、私たちの各県連からの被災状況報告を受け、また政府の対応状況等についてヒアリングし、当面の対応等について意見交換、要望を行いました。
今回、佐賀を繰り返し線状降水帯が襲いました。大規模な土砂崩れが唐津市浜玉町で発生したのは10日の朝。「線状降水帯発生情報」が出されたのが朝4時39分。この線状降水帯情報がもう少し的確に出せないものか、また夜中にこれが出た時には対応がなかなか難しいところがあり、これをもう少し早めに出せないか、などについて議論を行いました。さらに改善の必要があります。
また、今回はかつて土砂崩れが起こった地域であり、砂防ダムの整備がなされていました。それにもかかわらず、土砂崩れ被害が再び起こったわけです。したがって、砂防ダムの防災効果をどう高めるかという点について、さらに掘り下げていく必要があります。
そして、今回土砂崩れが起こった地域において、その土質は真砂土のエリアです。水分を含んだ時に、土砂崩れが起こりやすい土質と言われています。この点も含めて土砂崩れの警報をどのように精度を上げて出していくかという点も大きな課題です。
今日も被災地を豪雨が襲いました。当面はとにかく現在の被災からの救助、救援に全力を注がなければなりません。そのことを政府に強く要請しました。