岸田総理は今日、記者団に対して、マイナ保険証への統一を今年の12月に予定通り進めることを改めて述べました。
私はこの問題に、今の岸田政権が様々な問題に対して機能停止状態であることの、端的な例示を見ます。
12月にマイナ保険証に統一して本当に大丈夫なのでしょうか、深刻な混乱は生じないのでしょうか。
いまだにマイナ保険証の利用率は6%強。ほとんど伸びていません。医療の現場での活用も進んでいません。
一方で12月までと言うと残された時間はあと半年。半年で本当に何とかなるのでしょうか。その点について、冷静な分析に基づく、岸田総理のこの発言なのでしょうか。
私にはそうは思えません。こんなに重要な問題であるにもかかわらず、まともに検証、検討すらできていない、すなわち「思考停止」のような状況にあるとしか見えません。
国として、深刻な状況です。