少し前に新しい腕時計を買いました。
国産メーカーのすぐれもので、太陽電池がついているのでバッテリーの心配はあまりありません。またいわゆる電波時計でもあるので、夜のうちに外に向けて置いておけば、自動的に時刻調整をして、極めて正確な時刻を刻みます。完璧な防水機能、ストップウォッチなど多くの機能も付いています(使いきれませんが)。そして値段は、1万円ちょっと。
まさに日本が誇っていいすぐれものだと思っています。日本は「モノづくり」を誇る国です。
そんな時、竹中平蔵さんなどの本で興味深い記述を眼にしました。日本はモノづくり大国であって、国をあげてモノづくり立国を推進してきました。しかし、世界のトップ100の企業の中で日本のモノづくり企業は8社。一方アメリカのモノづくり企業は40社以上入っているそうです。日米の経済規模の違いを差し引いたとしてもこの差は極めて大きい。
サブプライムローン問題の騒ぎでも印象づけられたように、アメリカは金融業の割合が相当高い国かと思いきや、モノづくりでも、実は日本の大きく先を行っているということでしょうか。
日本の将来の成長のモトはどこに見出していくのか。これは極めて重要な課題です。引き続きモノづくりなのか、そうではないのか。現在の金融経済危機の中だからこそ、将来の成長像を見すえた対応が必要になります。日本の「モノづくり」の本質は何だったのでしょうか。
コメント
コメント一覧 (3件)
物つくり日本っていい響き
私は今年まで愛国心無かったから
今年の後半は、すごく日本人になれた気がして
ここの所の国民が怖がっている法案
あの辺を知ってよかったです。
日本には「器用貧乏」と呼ばれる中小企業がたくさんあります。
技術力はあるのに、職人肌であるがゆえ、営業が下手、という企業です。
ドイツにはマイスター制度というものがあり、職人さんはそれなりの待遇がありますが、日本は職人さんは確かに「すごいねー」などといわれますが決して社会的地位は高くはありません。
日本も何年(十何年?)か前にそういう制度を導入しようとかしないとかいう話がありましたが、結局今ではどうなってしまってるのやら。
日本でも何人かしか出来ない技術を持ってる人の年収が国家公務員以下とか信じられません。
>世界のトップ100の企業の中で日本のモノづくり企業は8社。一方アメリカのモノづくり企業は40社
失礼ながら、大串議員とも思えない大雑把な書き方です。本当にご本人のエントリーですか?
「世界のトップ100」の物差しは、売上額? 利益額? 利益率? 付加価値率?
「モノづくり企業」=製造業? 出所は?
それぞれの地域の生産要素存在量と、生産要素に体化された技術(生産性)で、絶対優位と比較優位が決まるのですが。