安倍総理の突然の憲法9条改正論に、自民党内からも、岸田外務大臣をはじめ異論が出ています。私は常識的な判断だと思います。
自民党内でさえ、しかも、安倍内閣の重要閣僚との間でさえ、議論がまとまっていない中で、私たちに対して「民進党においても提案を出してもらって」などと、安倍総理はよく言えたものです。
例えば、憲法に規定されている総理大臣による衆議院の解散権について、内閣不信任案可決の場合以外にも、総理大臣がいつでも自分の好きな時に解散できる現在の仕組みは問題ではないか、と我が党の憲法調査会の会長枝野氏などは繰り返し提案しています。
安倍総理の突然の9条改正案に対して具体的に反応すべしと私たちに言うのであれば、私たちからのこの解散権の制限案についても自民党側は具体的な対案を示すべきです。