今日の衆議院予算委員会は集中審議。統計不正問題も当然取り上げられました。
その中で、新たな事実として、先週金曜日に厚労省が開示した、職員のメールの中にあった、「総理官邸に説明しているところ」というくだりの相手先は、中江元総理秘書官ではなく、当時厚労省から総理官邸で参事官として働いていた、横幕厚労省会計課長であることが明らかになりました。
中江元総理秘書官ではなくとも、横幕元参事官が関与していたのであれば、それもれっきとした「官邸の関与」となります。
なぜなら…総理官邸の参事官というのは、総理秘書官を出せない省庁が総理秘書官の代わりに出すポジションです。
総理秘書官というのは、通常は財務省、経産省、外務省、警察庁などから出されます。もちろんその時の総理の考えにもよりますが。そして、その時総理秘書官を出せなかった省庁が、総理周りとの調整を行うために参事官を派遣するのです。したがって、その役割は、まさに総理官邸との調整。
横幕元参事官が、安倍総理の考えを「忖度」して、厚労省に考えを伝えていたとすると、まさにそれは「官邸の意向」です。
少しずつ真相が明らかになってきました。さらに国会審議を通じて解明していきます。