10月1日からの消費税率の引き上げについて、あと10日を切る段階まで来ました。
これが景気、経済にどのような影響を与えるか。
通常は消費税率引き上げの前に、「駆け込み需要」があって、引き上げ後に「反動減」があります。
ただ、私の肌身感覚としては、今回「駆け込み需要」が大きく生じているような感じもしません。なぜか。
軽減税率・ポイント還元制度などの「反動減」対策があるので、消費者が「駆け込み」をしていないのだ、ということを言われる方もいます。
しかし、軽減税率・ポイント還元制度がそれほど力強い「反動減」対策とは到底言えません。
そうすると何なのか。感覚的に言うと、社会全体での消費力が低迷しているために、「駆け込み需要」ですら力強く起こっていない、ということはないのか。
政府の景気判断では、個人消費は持ち直し、と言われていますが、「駆け込み」期ですらこの程度であるということを重く受けとめるべきではないでしょうか。