日米貿易協定に関する衆議院での国会審議が熱を帯びてきています。
今大きな論点となっているのが、トランプ氏が、日本からの自動車輸出に対して25パーセントの追加関税を本当にかけないのかどうか。
安倍総理は、国会において、トランプ氏との間でこの追加関税をかけないと「口頭で」確認したと答弁し続けています。
しかし、その「口頭で」というのが不安なところ。
本当にトランプ氏がそう約束しているのであれば、文書での約束としてもよかったはず。それをあえて口頭でとしているところが、本当なのかと疑問が湧きます。
今回の日米貿易協定の中で日本が「ウィン」したかった最大のポイントはここではないか。そこが曖昧なままでいいのか。
この点から、野党側からは国会審議の中で、何回も政府に対して、安倍総理とトランプ氏が会談した議事録を公開するよう求めていますが、政府は全くこれを拒否。ますます怪しいと言わざるを得ません。
今日このことから衆議院外務委員会での議論は荒れました。
国民にしっかり情報開示したうえで、国会審議を行うべし。これは譲ることができない原則です。