党の農林水産部門会議で、肉牛を中心とした畜産関係の方々からお話しをお聞きしました。(写真)
よく知られていることですが、近年飼料価格が急騰しており、畜産業の皆さんは大変厳しい状況に直面しておられます。これに対してどう取り組んでいくかといったことに対して熱心な議論が行われました。
飼料価格のみならず、最近ではいろいろな農産物、そして幅広く言えば原油も含めて一次産品の価格が急騰しています。
最近ではコメに関して、いくつかの輸出国が輸出制限を行うなどのことがあったために、コメの国際価格も急騰しました。
昨日参加したあるエコノミストによる勉強会の席で、そのエコノミストも、今後の流れとして、コメはもちろんのこと、いろいろな一次産品の需要逼迫が世界全体の懸念材料となる、と予想していました。
その背景には、中国、インドをはじめとした途上国の急速な発展、消費の増加があるのだということ。これは世界の構造の変化であり、簡単に逆戻りするものではなかろうということでした。
日本の食糧自給率は39%。危機的な数字です。コメに関しては供給が需要を上回っているからといって生産調整(減反)政策を続けています。しかしそこに起こった、コメの国際価格上昇。
コメなどの主食穀物、その他の農水産物、木材、石油、鉱物・・・・・・いろいろな一次産品がありますが、今後国として極めて戦略的に国際情勢を見渡しながら、国内政策のあり方を考えていかなければなりません。
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