「政治主導」の方針を掲げる鳩山内閣。
その方針にしたがって、大臣をはじめ、副大臣、政務官のいわゆる政治サイドともに取り組んでおり、また霞が関の役所サイドもその方針を踏まえて対応しようと意識し頑張っていると思います。
政務官として仕事をはじめて数日ではありますが、政治サイド、官庁サイドも「政治主導」の具体的なあり方を模索している段階というところでしょうか。
この数日の会議の中で、「これは私たちの方で考えますから」と政治サイドがひきとる場面が目立ちます。対して、役所サイドからは「大臣、副大臣、政務官の方で議論して決めてください」との発言がある場面もあります。これは私が役所勤めをしていた頃とは大きな違いです。
しかし、お互いに十分情報交換、意思疎通をしあった上で、最終的に「政治サイドでひきとります」であればいいのですが、本当にそうなっているか、よく見直してみなければならない場面もあったように思います。
「政治主導」の模索の中で、お互い言うべきことを十分言い、意思疎通を図る前に結論だけが議論されることがないか、お互いがお互いに遠慮してしまっているようなことはないか、よく注意しなければなりません。