衆議院予算委員会も議論の佳境を迎えています。今日は、「鳩山内閣の政治姿勢」という内容での集中審議が行われました。
大きなヤマ場でありましたが、無事に今日の「日程」は終了しました。
国会での議論においては、この「日程」が大変大きな要素です。与党は限られた国会会期中に、予算案を含めできるだけ多くの法案を通そうとします。野党はその逆で、国会会期中に与党ペースで法案が通っていくことを懸念します。さながら、国会での闘争は「日程闘争」の感を呈します。
もちろんこれは、今に始まったことではなく、民主党が野党であったときも同じです。そのような国会の中では、いかに内容のある政策論議を行うかということもさることながら、いかに日程闘争で有利に立つかというしのぎの削りあいが優先しがちです。「深夜国会」や「牛歩戦術」、「フィリバスター演説(長々と演説すること)」などの国会上のテクニックが存在するのもそのためです。
私は今、政府の中にいるので、日々の国会運営のことに立ち入る立場ではありません。しかし、このような国会のあり方自身を、私たち国会議員は、ひとりひとり再考するときに来ているのではないかと思います。