米FRBの次期議長に誰が就任するか、注目を集めています。現在のバーナンキ路線はどの程度継承されるのか、だれが議長となるかによってその見え方が異なると言われているからです。
そんな中、筆頭の候補とも目されていたサマーズ元財務長官が自ら辞退することを明らかにしました。これによって、もう一人の候補者であるイエレンFRB副議長に注目が集まっています。
さてさて、この人事はこと米国の金融政策に影響を与えるにとどまりません。
米ドルは言わずと知れた基軸通貨。まして今、バーナンキが強力な金融緩和政策を行っているところであり、豊富なドル供給は世界経済全体に大きな影響を与えています。
これまでも歴史上、米国の金融政策の変更によって、周辺国をはじめとした経済が大きな影響を受け、ひいてはそれが世界全体にひろがったここともあります。
我が国としても目の離せない人事です。