昨日の衆議院議員財務金融委員会で、麻生財務大臣が、年金資金の運用を預かっている「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」が、今後国債などの安全資産に加えて株式などリスクの高い投資分野への投資を増やそうとしていることに触れて、「GPIFが6月以降動き出すと、外国人投資家が動く可能性が高くなる」と、株式市場の見通しについて語った、との報道があります。
まさに古い自民党的発想だなと思います。公的資金を通じて、株式市場を動かそうとするこの手法。そもそも財務大臣が株式市場のことについてコメントすること自体が、通例ではありません。
GPIFが運用のあり方を不断に見直していくこと自体は私は反対ではありません。これを使って株式市場に影響を与えようという、「政治的発想」が問題なのです。