今日は、衆議院予算委員会の最終日。総理出席のもと、締めくくり総括の質疑が行われて、夕刻には委員会で18年度予算案は採決されました。
引き続いて開催された衆議院本会議で、予算案は可決。通常、予算案が可決する際には、相当もめた上に夜中に可決、というのがよくあることなのですが、今年の場合は、例のメール問題のこともあり、すんなりと可決されました。残念です。
特に、今日の質疑で我が党から質問に立った、馬淵議員、原口議員、岡田前代表は、それぞれ、これまでのメール問題でのゴタゴタを振り切るように、財政再建のあり方を中心に、「これぞ予算委員会!」というような、堂々とした政策論争を総理や、財務大臣などに挑まれました。
大変聞きごたえのある議論で、与党席からも「いい議論だ」との声も。そんな中だったので、すんなりと予算案が可決されたのが余計に残念です。
また、今日午後、永田議員が改めて記者会見を行いました。
一昨日の記者会見において、「メールは偽もの」という点をはっきり言わなかったことを受けて、与党側からも批判が続いていました。これに対して、「メールは偽もの」という考えを改めて示すための会見でした。
それに加えて、その直後に行われた午後の衆議院本会議の場で、永田議員は武部幹事長に対して直接謝罪を行いました。
また、野田国会対策委員長が辞任して空席となっていた国会対策委員長職についても、渡部恒三元衆議院副議長がつかれることが今日決まりました。
これらをもって、党としての対応に一応の区切りがついたものとなるはずです。(区切りがついたとなることを期待したいです)
前にも書きましたが、民間企業でも最近、例えば法令順守などの問題で、経営陣を含めて責任をとらなければならないような案件が続きました。その際、後手後手の対応となるのか、先手を打った対応となるのかが、問題にしっかり区切りをつけられるかどうかの分かれ目となっています。
先手を打った対応がとれるかどうかは、国民の皆さんの目線で考えられているか、すなわち組織内の内向きの論理ではなく、国民の皆さんの目線でものが見れているかが重要な気がします。
民主党が、国民の皆さんの目線にしっかり立てているか、今回はその真のあり方が問われています。
コメント
コメント一覧 (5件)
おはようございます。
今回の一件は民主党だけの問題だけではないと僕は思います。確かに先の衆院選で公認の立候補でない候補者の応援に力を注いでいたのは誰しも疑問を持つこと。そこの追求の仕方が永田議員は悪かったと私は思います。
今回の件民主党はゼロからの再出発と唱えられています。私はそれで信頼を回復してもらいたい。しかし、国民の誰しもがそう思ってはいないのかもしれません。どうしたらよいのか今はじっくりと野党らしくやって行ってもらいたいです。つづく
今回の事件で民主党が多くの意見を持った自民党以上の壁がありバラバラの政党というのが露呈したと思います。何故一致して再建しようとしないのか。多くの民主党支持者はそう思っています。若手からベテラン。みんな共に民主党という大きな集団の一員なのだから窮地に立っているからこそ共に再建していけないといけないと思う。報道のみですが国対委員長の件にしても多くの議員が辞退、固辞したといわれています。火中の栗を拾いたくない。何を今さらという事なんですがこの時期だからこそ自分達が選んだ代表を支えないといけないんじゃないですか?大串議員の意見をお聞きしたい。
こんなことで辞任だとか言うけれど次は誰がつくんですか?もうそうなったら解党物だと思いますよ。
一旦決めたんなら、代表は死守すべき。
「ダメだったから、次」じゃダメだと思います。
ま、前原さんの代表就任に反対だった人が大概文句を言うんだと思いますが。
若手だけで新しい政党でも作った方が成果があがるんじゃないかと思ったりもします。現在の民主党のベテランは全員ほぼ使えないっていう構図が見えてしまってますし。
それよりも議員を呼ぶ時に「前代表」とか「元幹事長」とか過去の栄光で呼ぶのウザいです。今はただの議員なんだから、「~議員」でいいじゃないかと。
結局口座への入金問題は有耶無耶ですな…
メールは偽物=入金無しって事で民主党もそれでいいんですよね?
あれだけ盛り上げといて適当にお茶を濁した感がして、すっきりしません。
党財政の半分以上を政党助成金に頼ってる時点で、民主党には期待していないです。いくら選挙の得票数に比例するとはいえ、申請すればもらえる金。しかも原資は税金。
民間企業なら、下手を打てばたちまち資金ショート起こして倒産に追い込まれます。そういった緊張感が欠けてるから、今回のメール問題のような事が起こるのではないですか?