今日は、朝の便で上京。お昼の国会対策委員会役員会に出席して、緊迫する最終盤の国会情勢について状況確認を行いました。
午後は、参院で大詰めの段階を迎えている、厚生労働委員会(社会保険庁改革法案など)、内閣委員会(公務員の天下りバンク法案)の審議の状況を見守りました。この最重要法案を議論している2委員会において、今日与党は議論を終結させようとしているとの見方があったからです。
果たして、内閣委員会において、与党側は議論は尽くしたと主張しましたが、委員長(民主党の藤原議員)が「採決の機は熟していない」という判断を示したため採決にはいたりませんでした。しかしこれに関しては、明日与党は参院本会議において、委員会審議を中間報告にとどめ、一気に本会議採決に持ち込む考えとの報道があります。
他方、厚生労働委員会においては、夕刻、委員長(自民党の鶴保議員)が審議は終局したとして、強行に採決を行いました。今日の審議においても、社会保険庁側から、これまで廃棄されていた文書の事実関係など、新しい事実がやっと今日提出されるなど、まだまだ確認、質問するべき内容のある中での審議打ち切りです。これで国民の年金への信頼が本当に回復できるのかは大いに疑問。
おそらく与党側は、明日一気に両法案とも強行に参院本会議にて採決してしまえば、一回ですむし、早く終わればそれだけ参院選まで時間があるので、国民の記憶から風化することを期待しているのだろうと思います。
しかし天下り法案にしても、社保庁改革法案にしても、税金のムダ使いをなくすため、また国民の生活の安心を守るため、大変重要な法案です。それがこのように強行な形で、最後まで通されてしまうのは、本当に国民のためになっているかは大いに疑問です。
このことは、明日の国会で厳しい姿勢で問うていくことになると思います。国会最終盤の厳しい局面です。
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