国会では、予算委員会の審議が白熱しています。今日は野党質疑の日。我が党からは菅、岡田、前原という党首経験者が質問にたって、福田総理との論戦でした。
審議に中でも出ましたが、10月1日からいわゆる「郵政民営化」が実行され、民営化された日本郵政株式会社がスタートしました。
国会審議の中で、政府は繰り返し「利用者サービスは低下しません」と述べてきましたが、すでに集配局の統合や、小規模の金融サービスなどが切り捨てられるなど、地元で「不便になった」との声が聞こえてきます。
さらに私が心配しているのは、金融の問題。郵貯の問題です。200兆円をはるかに超える資産を持つ巨大民営金融機関です。それが市場を歪めてしまうのではないか、結果として日本の経済の足かせとなるのではないかと、私は危惧します。
民間金融機関として、基本的な機能が整備されているかということも心配です。10月1日以降、懸念されていたコンピュータシステムのトラブルが発生し、それが数日間にわたり回復しませんでした。
あれだけ国民に大きな議論を巻き起こし、総選挙まで行うこととなった郵政民営化。これが本当に国民にためになっているのか、大いに検証の余地ありです。
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