岡田克也副代表を会長とする民主党核軍縮問題議員連盟の会合が開催され、在京パキスタン大使・ニアズ氏と意見交換を行いました。(写真)
インドとパキスタンは核保有国です。互いに競う形で核実験を繰り返してきました。そのような中、米国はインドとの間で、インドが核軍縮、不拡散に関する措置を取ることを前提として、米国がインドへの民生用の原子力協力を行うことを内容とする合意を行いました。2005年のことです。
核不拡散防止条約を世界に広めていこうという取り組みがなされる中で、この米国の動きに私は危惧の念をおぼえます。これによってパキスタンは刺激され、また核を広げる方向への歩を進めることになるのではないでしょうか。
ニアズ大使が述べた、「米国が一国に対して不平等な形で核技術を提供することは、例えば中国やロシアなどが他の国に対して核技術を提供することを促してしますのではないか」という言葉には、重いものがありました。こうして世界の核保有競争はエスカレートしていくのです。
非常に強い危惧の念をおぼえます。
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