「新・木造の家」設計コンペ会場を訪問しました。木造の家の良さを見直してもらいたい、木のぬくもりや暖かさに包まれながら過ごす心地よさを再評価してもらいたいという思いで、参加者の皆さんは集われました。
もともと日本においては、神社、仏閣など、優れた木造建造物が多く存在しています。日本にある木を使って、日本の風土や気候に合った建造物として長年の風雪を乗り越えてきたものです。最近課題となっている耐震構造の面でも、木造建造物においては優れた面があるとも言われています。
何よりも大切なのは、私は「日本にある木を使って、日本の家を作る」ということだと思います。すなわち、日本の気候、土壌などに適合しているものだからこそ、日本の木があります。その木を使って日本で住む家を作る、その自然な生き方を取り戻すことが大切なのではないかと思うのです。
この設計コンペを通じて、学生の皆さんの手によって、若者の感性にも合うような木造の家のコンセプトが提案されます。このような取り組みを通じて、日本人にとっての「自然な生き方」の再発見につながって欲しいと思います。
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