今日は、各地で消防団の出初式が行なわれた一日でした。市町村合併で、消防団も次第に統合されていっています。また地域に住む若者が減少しているので、各消防団では団員の確保が最大の課題です。
全国の消防署員の約15万人。これに対して消防団員は90万人(減少傾向です)。
ある消防士の方に聞いたところ、消防活動を例えば火災予防、消火、消化後の警戒活動などまで含めると、とても消防署員の皆さんだけでは対応できないほどの作業なのだそうです。
特に、火事を消し止めたあと、焼けあとからまた火が燃え立つこともままあるそうで、そのために、消火のあと昼夜をかけて見張りをしておかなければならず、この点などは消防団員の方々の「寝ずの番」に頼っているのが現状だそうです。
地域の消防活動が、地域の消防団員に方々に支えられており、しかもこの消防団員とは全くのボランティアであるということを改めて振り返ってみると、よくこのような組織がこれまで営々と活動してきたなと、奇跡的な感すらあります。
もちろん、他国でも地域のボランティア消防によってカバーされている例はあります。しかしこれを持続可能なものとしていくことは、大変難しい時代に入ってきているのではないかと痛感しました。
コメント
コメント一覧 (1件)
>全くのボランティア
県内某市で団員やってる先輩に聞いたら、若干給料(手当?)貰ってますとの事ですが。