物価が上昇しています。とは言っても、その原因は需要が増大してそれに引っ張られる形で物価が上昇する、通常の形ではありません。
原油価格など一次産品の価格上昇⇒それらのコスト上昇が波及して一般物価まで上昇する、という典型的なコスト・プッシュ・インフレ。
日本経済は長い間のデフレに苦しんできています。ここを抜け出すには、需要が伸びることからそれに牽引されて物価も上昇する、デマンド・プル・インフレであるべき。しかしそうはなっていないところに今の日本経済の悩みの深さがあらわれています。
日本経済は減速傾向にあるのではないかといわれている中、それに加えてインフレ傾向が加わることは、いわゆるスタグフレーションの状態が来かねないことを示唆しています。
物価動向は今後も要注視です。
コメント
コメント一覧 (1件)
心配しています。
国際社会へ悪影響を及ぼしているのを知りつつ、世界の投機家がそれを無視していること。
政府与党が永田町運営に腐心しすぎて、国民福祉の優先順位を下げていることに気付いていないこと。
波風立てないことが外交と思っている政治家がいること。
徳高く、かつ強い日本の国家ビジョンを示すリーダーがいないこと。
生活費にばかりシビアで自分を成長させようとしない国民。
気概のない若者とそれをしょうがないとする親。
期待しています。
それでも何とかしなければと思い、頑張っている人が少しでもいること。
自分も後者に入りたいと思っています。