太良町の大浦地区を訪問して、漁業をなさっている方々と意見交換をさせていただきました。
諫早湾干拓事業が昨年秋に完工した今、潮受け堤防の中長期開門に向けて今後どのような運動を行っていくべきか、いろいろ意見を交換させていただきました。
潮受け堤防が締め切られて、有明海の潮の流れがかわってしまい、年々漁業で暮らしを立てていくことが難しくなっています。
「今年に入って俺は2日、彼なんかは5日ぐらいしか船を出しとらんばい」
月に2日、5日しか船を出していないという意味かと思って聞いていたら、そうではなく、まさに今年の初めから2日、5日しか船を出してない、出しても漁獲があがらないので、燃料代などが赤字になるだけだから、船を出したくても出せない。そんな悲痛な声が聞こえてきます。
かつては、まさにこの冬の時期は、この大浦の地域では、有名な「タイラギ」がとれていたのですが、潮受け堤防締め切り後は、このタイラギがまったくとれなくなりました。
「税金を支払った相手から首を絞められようとしている」 ある方がそうおっしゃっていました。いつまでもそんな日本であってはいけない。そんな日本の政治は変わっていかなければならないと、強くみなさんに訴えさせていただいた一日でした。
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