今日は北九州での用務があったので、それを終えて、北九州空港から羽田に向けて上京しました。
初めて北九州空港を利用しました。小倉の市街地から都市高速道路を10キロほど走ってインターをおり、そこから一般道に入ります。その一般道は約8キロの空港に向かう専用道路のようなもの。
北九州空港は
海の真ん中をつっきって走りながら、「へえ~こんなすごいものをよく作ったな~」と単純な私は妙に感心してしまいます。
そんな思いで見ていると、ふと空港整備特別会計のことが思い出されました。
今、道路について、ガソリン税などが道路整備のための特定財源であることがとりあげられ、その一般財源化の必要性が訴えられています。
しかし、実はこの空港整備特別会計にも、空港を整備するための特定財源制度が埋め込まれています。皆さんが毎回払っていらっしゃる空港を使用する料金、あるいは飛行機が空港から管制を受けるために支払う料金などをその財源として、空港を整備するための財源として、特定財源化されているわけです。
空港整備についても、道路と同じく、「こんなところまで空港を作るの?」という声があがることが多々あります。私の地元の佐賀空港でもそのような声が上がってきました。
特定財源制度があり、それが空港を整備するという目的のために聖域化されている面があります。そのために、空港整備ありきで事が進んでしまうことがこれまでも多かったと思います。
特定財源制度は他にもあります。電波を発する基地局を運営するところが支払わなければならない「電波利用料」も、電波にかかわる研究などに向けての特定財源とされています。
このところ道路だけが注目されていましたが、まだまだ私たちにあまり知らされていない特定財源制度は現にあり、そこには道路と同じような税金のムダづかいがあるのではないか、これはこれまでしばしば指摘されていたところです。まだまだメスを入れなければならない分野は多いのです。
コメント