今日、衆議院農林水産委員会が開催されました。議題は、私たち民主党が提出した「農業者戸別所得補償法案」。残念ながら、自民・公明与党の反対で否決されました。
この法案、昨年の夏の参議院選に向けて私たちの方針としてアピールし、昨年秋に具体的に法案の形で提出しました。
参議院から先に議論を開始して、参議院ではこの戸別所得補償法案は可決されました。その後衆議院に回付されて延々半年が経過しました。
これまで、とびとびに審議が行われました。自民・公明与党は当初からこの法案に反対の立場。であれば、早く審議を進めて反対なら反対という態度を示せばよいところ、なかなか採決を行わないで、ズルズルと今日まできたわけです。
与党側としては、先の参院選でも明らかになったように、戸別所得補償制度に対する農家の関心が大変高いために、自分たちで明らかに「反対」という意思表示をするのをためらったようです。それで今日まで長い時間、引き延ばされてきたわけです。
そうであれば、戸別所得法案を受け入れるか、もしくはこれを踏まえて、現在政府・与党が推進している品目横断的経営安定対策(今の「水田・畑作経営所得安定対策」)を大きく変えていくべきではなかったかと思います。しかし政府・与党は品目横断的経営安定対策を変更せず、維持していくとしています。与党側の態度を見ていても、すっきりとしない幕切れでした。
また、今日は、有明海沿岸で漁業を営む漁業者の方々が上京され、諫早湾干拓事業問題について勉強会が開催されました(写真)。諫早湾干拓事業が行われて以降、苦しまれている漁業者の方々の声は常に生々しく、熱のこもった勉強会となりました。
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日本の産業を支えている零細企業にも、社別保障金制度をつくってみては、いかがでしょうか?