明日、諫早湾干拓事業について、潮受け堤防の撤去、開門を求めて佐賀地裁に提訴している原告団に対して、地裁の判決が言い渡されます。
私も原告団の一人としてこの活動にかかわってきました。諫早湾干拓事業と有明海異変の因果関係は明らかであり、潮受け堤防の開門がもっとも正しい解決策なのだということを、国会活動の中で訴えて、支援を行ってきたつもりです。
諫早湾干拓事業について、国会で政府と議論を行っていて、特にこの数ヶ月、おかしいな、と思ったことがあります。それは、潮受け堤防の開門を求め、政府としてそれが出来ないという理由の説明を求める中で、農水省側から、しばしば「裁判が進行中なので答弁を控えさせてもらいます」との答えが返ってきました。
裁判が進行しているからといって、その事柄について行政が独自の意見表明、意思決定を行えないものではありません。例えば肝炎の問題などでも、一方で訴訟の続く中で、行政として一歩踏み出した決断をしなければならないということで、行政としての意思決定をしたこともあります。私もかつて行政側にいましたから、そのことは繰り返し農水省に言うのですが、それでも答弁に詰まると、「裁判が進行なので・・・・」と口をついて出てきます。
何かしゃべると裁判で行政側に不利なことでもあるのか、と言いたくなるような態度に出くわすことの多かったこの数ヶ月の農水省とのやりとりでした。裁判所も当然このようなやりとりを、国会答弁録などを通じて見ていると思います。裁判所はこれをどう見たでしょうか。
正義を信じて、明日の審判を待ちたいと思います。
コメント
コメント一覧 (2件)
よかったですね。
まあ、農水省がごねるでしょうから、
これからも、頑張ってください。
そう言えば、農水副大臣が2人も佐賀にはいますね。
是非、意見を聞いてみたい。
さあ、佐○新聞、出番ですよ。