三笠フーズなどによる、いわゆる「汚染米」の不正食用転売の問題が、大きな広がりを見せています。
どうしてこのような問題が生じたのか。農水省は数年間にわたって、この不正転売を見抜けずにきていた事実が明らかになってきています。しかも、少し前には不正転売についての告発があって、それを受けての検査を行っていながら見抜けなかったということは、どうしてなのでしょうか。
今回の問題は、業者の問題はもちろんのこととして、行政側の問題も看過できません。さらに、これに対して農水省次官が、「私たちに責任があるとは考えていない」との発言をしていますが、行政側のこのような問題意識、責任感の欠如がこの事件のおおもとにはあるのではないでしょうか。
太田農水大臣が、「人体に影響がないことは自信をもって申し上げられる。だからあまりジタバタ騒いでいない」と述べ、あとに「軽視しているわけではない」と釈明に追われていることなども、政府、行政側の危機感の無さを如実に表しているものと思われます。
それにしても、この農水次官の発言、どうしてこのような発言が出てくるんでしょうか・・・・
コメント
コメント一覧 (2件)
官僚だけでなく政治家、勿論裁判でも、国側の誤りを認めないという方針は続いています。一部の公共事業計画も同様に該当するでしょう。
理由の一つには、混乱を避けるためという意味合いもあります。一つ認めてしまえば、類似がありその対応に追われます。年金の問題も事実は認めながら、謝罪、責任を誰も負わないという事態は、会社では考えられません。
もう一つは、傲慢さです。自らは、正しい。この認識がある限り、永遠に変わらないでしょう。人間が行う事ですので、失敗はあります。失敗を隠蔽すれば、保身のために繰り返すだけになります。また、失敗を認めない場合も同様です。
政治家も官僚も、人からおだてられる仕事であり、謙虚さを忘れてしまうとこのようになるのでしょうね。ただ、次官の発言には部下を庇う気持ちもあるのかもしれません。ただ、仕事のプロ意識が欠ける、給料は税金という観点が無い様に思いますね。
人体に影響があると判断されたから 事故米として別に分けられて売られているんですよね それに対しての農水大臣のコメントには開いた口が塞がらない。私たちから見ればいくらかのキャッシュバックがあったんじゃないかとさえ思えます。
農水大臣も次から次へと交代していくなかで 農漁業への救済をと簡単に言いますが 本当に農漁業者に対して助成されるのか…